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モジュラー式IEMケーブルガイド:スマートフォン、ドングル、DAPを1本で

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Ethos Ultra modular IEM cable with 3.5 mm plug, coiled on a dark studio backdrop

モジュラー式イヤホンケーブルとは、プレーヤー側プラグが着脱式のイヤホンケーブルのことです。1本のケーブルで3.5 mm、4.4 mmバランス、USB-C DACのプラグを切り替えられます。替えるのはケーブルではなくプラグです。当店のEthos Ultraがこの方式で、価格はUSD 89から、3種のプラグがすべて付属します。

このガイドは、外出先ではスマートフォン、職場ではドングル、自宅ではデジタルオーディオプレーヤー(DAP)で聴いていて、3本ではなく1本のモジュラー式IEMケーブルで済ませたい方に向けたものです。プラグ交換の仕組み、再生機器に合うプラグ、制約、注文前に確認することを説明します。

この記事のポイント

  • モジュラー式IEMケーブルは、プレーヤー側が着脱式です。Ethos Ultraは、スクリューロック式のコネクタで3.5 mm、4.4 mmバランス、USB-C DACのプラグを付け替えられます。
  • Ethos UltraはUSD 89からで、3種のプラグとレザーポーチが付属します。長さは1.2 m、重さは約35 gです。
  • USB-Cプラグは32-bit / 384 kHzのDACで、5バンドのパラメトリックEQをプラグに保存できます。スマートフォンを替えても同じチューニングで聴けます。
  • 左右の各チャンネルがそれぞれ専用のリターンを持つ同軸線なので、4.4 mmバランスプラグは変換アダプターではなくネイティブのバランス接続です。
  • FlexiPlugを選ぶとイヤホン側もモジュラー式になり、0.78 mm 2pin、IE 300/600/900、IPX、A2DC、qdc 2pin、Pentaconn Earのチップを使えます。

モジュラー式IEMケーブルとは?

モジュラー式IEMケーブルとは、分離して組み替えられるパーツで構成されたケーブルです。モジュラー式になっているのは、多くの場合プレーヤー側、つまりスマートフォン、ドングル、DAPに差し込むプラグです。これに対して固定プラグのケーブルは、1つのプラグがはんだ付けされたまま使い続けることになります。

モジュラー構造はどちらの端にも設けられます。プレーヤー側なら、1本のケーブルで異なる再生機器につなげます。イヤホン側なら、1本のケーブルで異なるコネクタのIEMに使えます。Ethos Ultraは標準でプレーヤー側がモジュラー式で、FlexiPlugを選べばイヤホン側もモジュラー式にできます。

考え方は実用的です。ケーブルの中で費用のかかる導体はそのままで、プラグだけを替えます。

変換アダプターを持ち歩かずにプラグを替える理由

再生機器を複数お持ちなら、それぞれ必要なプラグが違うかもしれません。スマートフォンはUSB-C、古いiPhoneならLightningです。現行のプレーヤーやUSB DACの多くは4.4 mmバランス出力を備えています。古いプレーヤー、アンプ、パソコンは3.5 mmであることが多いです。

これらのプラグは電気的に互換性がありません。3.5 mmシングルエンドプラグの接点は3つ(左、右、共通グランド)です。4.4 mmバランスプラグの接点は5つ(信号4つ、グランド1つ)で、各チャンネルが専用のリターン線を持ちます。JEITAは2016年に、4.4 mm 5極プラグを規格RC-8141Cに追加しました(Phile-web)。違いの詳細は3.5 mm、2.5 mm、4.4 mmバランスの違いで説明しています。

変換アダプターも使えますが、1つ使うごとに接点が増え、かさばります。バランスケーブルを3.5 mm端子につなぐ場合は、専用に作られたアダプターを使う必要があります。2本目、3本目のケーブルを買えば費用がかかり、持ち物も増えます。モジュラー式IEMケーブルなら、1本のケーブルと付け替え用プラグで同じ問題を解決できます。

モジュラー式IEMケーブルとしてのEthos Ultraの仕組み

Ethos Ultraは、Ethosシリーズを同軸構造に進化させたモデルです。ここで重要なのは、プラグを交換できるプレーヤー側、同軸ケーブル、USB-C DACプラグの3つです。

スクリューロック式のプレーヤー側

プレーヤー側は着脱式です。ケーブル端の4ピンコネクタに、ねじ式のカラーで各プラグを固定します。プラグを交換するときは、カラーを完全に緩めてから、プラグをまっすぐ引き抜きます。3.5 mmシングルエンド、4.4 mmバランス、USB-C DACの各プラグがすべて付属します。

3.5 mmプラグとスクリューロック式4ピンコネクタを備えたEthos Ultraの着脱式プレーヤー側
着脱式のプレーヤー側:カラーを緩めて3.5 mm、4.4 mm、USB-Cを付け替えます。

同軸ケーブル

同軸ケーブルとは、中心に1本の導体を通し、その周りに2本目の導体を巻いたケーブルです。Ethos Ultraでは、左右の各チャンネルがそれぞれ独立した同軸線になっています。信号線は5N単結晶銅で、7 × 7 × 0.08 mm、約23 AWGです。その周りを銀メッキ銅のスパイラルシールドが囲み、リターンを担うと同時に信号をシールドします。

各チャンネルが4ピンコネクタまで専用のリターンを保っているため、4.4 mmバランスプラグはネイティブのバランス接続です。ケブラー繊維の芯が引っ張りの力を受けるため、ケーブルを引っ張ったり巻いたりしても銅線が伸びません。各線の太さは2.5 mmで、黄ばみにくい透明な被覆で覆われています。長さは1.2 m、重さは約35 gです。

音の説明は当店によるものです。単結晶銅が中低域に厚みを加え、銀メッキのシールドが高域の抜けを保つと説明しています。

USB-C DACプラグ

DAC(D/Aコンバーター)とは、デジタル音声をIEMで再生できるアナログ信号に変換する回路です。Ethos UltraのUSB-Cプラグは、Class Gアンプを内蔵した32-bit / 384 kHzの完全なDACです。IEM向けに作られており、16 Ωからのイヤホンを直接駆動します。

プラグには5バンドのパラメトリックEQも保存できます。各バンドは20 Hz~20 kHzの範囲で、最大±12 dBまで調整できます。AndroidのNull Audio PEQアプリ、またはパソコンのChromeかEdgeでpeq.null-audio.comを開いて設定し、DACに書き込みます。その後は、iPhoneでもAndroidでもアプリなしで同じチューニングで再生されます。

スマートフォン、ドングル、DAPに合うプラグは?

今使っている端子に合わせてプラグを選んでください。Ethos Ultraなら、後から気が変わっても付け替えられます。

  • スマートフォンやタブレット:USB-C DACプラグを使います。iPhone 15以降はUSB-Cで、iPhone 5~iPhone 14はLightningでした(Apple)。Ethos UltraにLightningプラグはありませんが、当店のほかのケーブルはLightningプラグで製作できます。USB-C対応IEMケーブルをご覧ください。
  • ノートパソコン:USB-C DACは標準的なUSBオーディオデバイスとして、Windows、macOS、Linuxでドライバーなしで使えます。
  • 4.4 mm出力のあるドングルやDAP:4.4 mmバランスプラグを使います。4.4 mm出力のあるプレーヤーは4.4 mmバランスIEMケーブルのページに掲載しています。
  • 3.5 mm出力:古いプレーヤー、アンプ、パソコンには3.5 mmシングルエンドプラグを使います。
  • 大型のヘッドホンや鳴らしにくいヘッドホン:USB-C DACではなく、3.5 mmか4.4 mmのプラグで専用アンプにつないでください。
事前確認 Ethos Ultraのプラグは3.5 mm、4.4 mm、USB-Cです。プレーヤーの出力が2.5 mmバランスの場合は、4.4 mmプラグに当店の2.5 mm→4.4 mm変換アダプターを組み合わせてください。再生機器の端子がわからない場合は、プレーヤー側プラグのガイドで170機種以上のプレーヤーとUSB DACの出力を確認できます。

DACケーブル、ドングル、Bluetoothの選び方全般については、スマートフォンでIEMを使う方法をご覧ください。通話にも使う場合は、マイク付きIEMケーブルのガイドでマイクの選択肢を紹介しています。

イヤホン側もモジュラー式にできる?

できます。FlexiPlugは当店のイヤホン側交換システムで、1本のケーブルで0.78 mm 2pin、IE 300/600/900 MMCX、IPX、A2DC、qdc 2pin、Pentaconn Earのチップを付け替えられます。Ethos Ultraのイヤホン側コネクタにFlexiPlugを選ぶと、ケーブルの両端が交換可能になります。

2pinコネクタ付きのEthos Ultra 成形済みイヤーガイド(左は青、右は赤のリング)
イヤホン側:2pinコネクタ付きの成形済みイヤーガイド。左は青、右は赤で色分けしています。

FlexiPlugは、コネクタの異なるIEMを複数お持ちの方に向いています。IEMが1台だけなら、そのIEMのコネクタを選んでください。当店の標準2PIN (0.78)プラグは、フラット型と埋め込み型の両方の2pinソケットに対応します。2pin、MMCX、IPXなどの一般的なコネクタには、約10 cmのイヤーガイドが標準で付いています。

イヤホン側コネクタは、繰り返しの抜き差しに対する強さも異なります。Audio-Technicaは、MMCXの問題として、ゆるい嵌合、きつすぎる嵌合、回転時の音切れを挙げています(Audio-Technica)。Pentaconn Earは、多数回の抜き差しに耐える耐久性を考えて設計されました(Porta-fi)。各タイプについては2pin、MMCX、IPX、Pentaconn Earの違いとIEMコネクタガイドをご覧ください。埋め込み型MMCXのSennheiserモデルをお持ちの方は、Sennheiser IEシリーズのリケーブル対応ガイドからご覧ください。

モジュラー式と固定プラグ、どちらが合っている?

モジュラー式ケーブルが誰にとっても最適というわけではありません。再生機器を1つしか使わないなら、固定プラグのほうがシンプルで軽量です。

構成 プラグ 向いている使い方 注意点
固定プラグのケーブル(例:Ethos MKVII) 1種(注文時に選択) メインの再生機器が1台 再生機器が増えると、変換アダプターか2本目のケーブルが必要
固定プラグのケーブル+変換アダプター 1種+アダプター ときどき2台目の再生機器を使う 接点が増え、かさばる
プレーヤー側がモジュラー式:Ethos Ultra 3.5 mm、4.4 mm、USB-C DAC(すべて付属) スマートフォン、ドングル、DAP 約35 g(Ethos MKVIIは約26 g)、Lightningプラグなし
イヤホン側がモジュラー式:FlexiPlug イヤホン側チップ6種 コネクタの異なる複数のIEM 管理する小さなパーツが増える

Ethosの2モデルはどちらもUSD 89からで、長さは1.2 mです。違いは構造にあります。Ethos MKVIIはプラグが1つの銀メッキ銅の編み込みケーブル、Ethos Ultraはプラグが3つの同軸ケーブルです。ラインナップ全体の導体と予算については、イヤホンケーブルの選び方をご覧ください。

Ethos Ultraの注文方法

  1. 400機種以上を収録したFind My Cable(対応ケーブル検索)で、お使いのIEMのコネクタを調べます。
  2. Ethos Ultraのページのオーダー画面で、そのコネクタまたはFlexiPlugを選びます。
  3. プレーヤー側プラグを選ぶ必要はありません。3.5 mm、4.4 mm、USB-C DACがすべて、レザーポーチとともに付属します。

0.78 mm 2pin仕様は在庫があり、1–2営業日で発送します。その他のコネクタはシンガポールで1本ずつ手作りする受注製作で、納期は約1週間です。FedExで世界各国へ発送し、USD 250以上で送料無料です。

すべてのケーブルに1年保証が付き、Ethos Ultraは購入から3年以内であれば定額USD 30で修理できます。保証のページをご覧ください。スクリューロックとプラグを良い状態に保つには、IEMケーブルを長持ちさせる方法をお読みください。長さのカスタムや、お使いの環境についてのご質問はお問い合わせください。

よくある質問

Ethos Ultraにはどのプラグが付属しますか?

Ethos Ultraには、3.5 mmシングルエンドプラグ、4.4 mmバランスプラグ、USB-C DACプラグ(いずれもスクリューロック式)とレザーポーチが付属します。価格はUSD 89からです。注文時に選ぶのはイヤホン側コネクタだけです。

Ethos UltraのUSB-C DACはiPhoneで使えますか?

はい。USB-Cを搭載したiPhone 15以降で使えます。iPhoneのブラウザからはDACに接続してチューニングできないため、AndroidアプリかパソコンでEQを一度設定してDACに書き込んでください。その後はiPhoneでも同じ音で再生されます。iPhone 5~iPhone 14用のLightningプラグはEthos Ultraにはありません。

モジュラー式IEMケーブルは2.5 mmバランスのプレーヤーで使えますか?

Ethos Ultraのプラグは3.5 mm、4.4 mm、USB-Cで、2.5 mmプラグはありません。2.5 mmバランス出力には、4.4 mmプラグにNull Audioの2.5 mm→4.4 mm変換アダプターを組み合わせるか、お問い合わせください。

Ethos UltraのUSB-C DACで大型ヘッドホンを鳴らせますか?

USB-C DACはIEM向けに作られています。内蔵のClass Gアンプは、16 Ωからのイヤホンを直接駆動します。大型のヘッドホンや鳴らしにくいヘッドホンには、3.5 mmか4.4 mmのプラグで専用アンプにつないでください。

Ethos Ultraは私のIEMに使えますか?

注文時に、2pin、MMCX、IPX、A2DC、Pentaconn Ear、qdc 2pinのほか、多数のブランド専用オプションからイヤホン側コネクタを選べます。コネクタの異なるIEMをお持ちの場合は、FlexiPlugでチップを付け替えられます。400機種以上のIEMの対応コネクタはFind My Cableで調べられます。

Ethos Ultraにマイクを付けられますか?

Ethos Ultraには、Lune、Arete、Epsilonと同様にマイクのオプションがあります。マイクと組み合わせられるプラグについては、注文前にNull Audioへお問い合わせください。

Kevin Wang

Null Audio, Singapore

Kevin Wang writes Null Audio's guides to connectors, plugs and choosing a cable, based on the questions customers bring to our Singapore studio.

公開日: · 更新日:

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